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最終更新日3/18
頼頼 様 |
「カッパ」 JR遠野駅にはステーションホテルがある。 鉄道マニアではないものの、せっかくなので、東北旅行の際の宿の一つに選んだ。 遠野はイメージ通りの静かな町。 けれど、池にも道にもポストにもカッパ。 そしてそのステーションホテルのルームキィも、やはりカッパなのである。 あまりの愛らしさに、遠野での写真にはやたらとカッパが写っている。 とってもアットホームなそのステーションホテルは、各室にビデオデッキが備えつけてあり、ホテルでビデオを貸し出してくれるので、たとえ駅前の商店が早々に閉まってしまって行き場をなくしても時間を十分につぶすこと ができる。 とにかくステーションホテルという名前からは想像できないくらいアットホームなのだ。 遠野で作っているホップを原料にしたビールを気軽におごってくれたり(私は新聞を読んでいただけなのに)、暇なのか何なのか至れりつくせりであった。 B&Bタイプなので夕食はないが、何故か、ラウンジがあって、銀河鉄道をイメージしたというそこはなかなかロマンティックで何より新鮮なビールは美味美味。 朝食はこれまた新鮮なバターを好きなだけトーストにつけていただけるのである。 是非また訪れたいとおもう味である。 そしてビールも・・・。 |
関根 希早 様 |
「旅の思い出」 かれこれ10年前ですが京都に修学旅行に行ったとき当時の彼氏と自由時間でぶらぶらとしていました とりあえずタバコが吸いたくなった私達は(ごめんなさい)そばにあったマンションの階段の下で一服してました すると背後に人の気配が・・・・ 先生かと思ってあわてて振り返るとそこには5歳位の男の子がふたりいて 「おまえたち、なにやってるんだ」「たばこすってるぞっ」 いきなり注意されびっくり でもなんだか憎めない二人組みで色々話をしました とりあえず名前を聞こうと思って聞いてみるとひとりは「ゆうた」、そしてもう一人は名前を聞く前に彼氏が「おまえダイスケって感じだよな」と言うと 「そうだよ」「えっ」すごいびっくりして大爆笑でした なんと本当に「だいすけ」君だったのです 顔をみただけで知らない人の名前を当ててしまうなんて特殊技能だとかいって、帰った後友達にもこの話をするとみんな大笑いで楽しい修学旅行の思い出になりました あれから10年、あのやんちゃ坊主達も高校生になっているはず。元気かなぁ たばこすって誰かに怒られてなきゃいいけど おしまい |
けろっち 様 |
「初めてのルームサービス」 私と主人が新婚旅行に行ったときのことです。 私はすでに妊娠していておなかが大きくて海外旅行にはいけずに国内のずっとあこがれていたホテルに泊まりました。しかしつわりがひどい時期で食欲も、元気もなく、せっかくの旅行もどこへもでかけることができず、部屋にこもっていました。 そこへホテルのボーイさんがやってきました。 「ルームサービスです」 私と主人はびっくりして 「頼んでいませんよ。」 と言ったのですがまちがいなく、私達にだといってカードをみせてくれました。そこには、私の友人からの言葉で 「ご結婚おめでとう。いつまでもお幸せに」 と書いてありました。それは友人から私達へのプレゼントだったのです。食欲がない私にあわせて、柑橘系の美味しそうなフルーツがお皿いっぱいに飾られていました。 私はとても急に食欲がでて、主人と二人で美味しく頂きました。 今までルームサービスなど縁がない私達でしたがとても豪華な気分になって、その日はとても楽しくすごしました。 結婚記念日のいい思い出になり、それから毎年その時期になると思い出します。そして、またいつか記念日に二人であのホテルに行くことができたら 「今度は自分たちにご褒美のつもりでまたあのフルーツを頼もうか。」 と言っています。 その日が来るのを今から楽しみにしている私です。 |
masa 様 |
「卒業旅行について」 僕は、今大学の3年生です。 ふつう、卒業旅行というと、4年の卒業式辺りに行くものだと思いますが、学部の関 係上、その時期はとても忙しくなるので、2年の夏に行った旅行が事実上「卒業旅行 」になるものだと思います。 その、「卒業旅行」の行き先は、というと、北海道なのでした。 僕達関西の人間にとって、東京から東というのはめったに行くことがなく、日本を知 らないのに海外旅行はもってのほかだ!!ということで北海道に決定しました。 ・・・実をいうと、ただお金がなく、交通費が一番安くあげるには・・・と考えてき めました。 北海道に行くには、主に2つの方法があります。 京都の舞鶴からフェリーで行く方法。飛行機で行く方法。 前者を選択する人は、バイクとかを持っていて、向こうにいってから乗り回す人。 後者を選択する人は、まあ普通にいって楽しもうという人。 僕達(2人でいったのですが)は上記の2つのどちらにもあてはまらない方法で行き ました。 「電車」です。 夏休みには青春18切符が発売されるので、それを利用しました。 また、北海道には周遊券があって、北海道に入るまでは、鈍行でいかなければならな いのですが、入ってからは特急が使えるというお得な券なのです。 2週間有効で、4万円くらいでした。 ・・・このエッセーのテーマとしては、「宿」ということだったと思われます。 細かいことを書いていると、そこまでいきません。 本題に入って、「宿」なのですが・・・ どこも泊まりませんでした。 男2人の旅行で、夏ということもあり、2週間、全て寝袋ですごしました。 普通、宿をとってそこでゆっくりと休むことで、旅の休息にもなり、食事も美味しく 、心に残るものとなるでしょう。 しかし、僕達の「宿」は寝袋だったので、美味しい食事とかは味わうことができませ んでしたが、2週間共にした寝袋は、僕達の「宿」となったのです。 こんな旅行はもうできないでしょう。 これからは就職して、お金はあるかもしれませんが、こんなに時間を贅沢に使える時 はありません。 いつも正月とか飛行場で見る、あの光景。 日本人は働き過ぎで、時間におわれています。 将来はあのようになるのかも知れないけど、この「卒業旅行」の思いでは忘れること はないと思います。 |
りま〜す!!りま〜す!!