あなたの旅エッセイ

バックナンバーINDEXへ戻る

最終更新日1/27

ゆかさん 

「わすれもの


冬になると思い出します。
そう、あれは大学生の頃・・・初めて彼(現主人)と旅行、初めての飛行機、しかも
あこがれの北海道。
(はははっ、いわゆる婚前旅行ってやつですね。まっいいじゃないですか、結婚した
ことだし(^^;)。)
でも、こういうときに何かがおこるんですよね。
飛行機で出発する直前(しかも夜)に、彼が熱を出したのです。
とりあえず、夜間病院に行って、注射をうってもらって、薬をもらって・・・。
旅行を断念しようかと思ったのですが、大丈夫だと言うので、飛行機にのりこみまし
た。
幸いにもバスで移動するツアーだったので(だいぶ苦しそうでしたが)、いろいろな
観光地をまわり、何とか最初の宿に到着しました。まず、最初は登別温泉。
ここで、彼はある不可解な行動をとりました。
それは熱冷ましの座薬を冷蔵庫に入れているのです。
部屋があたたかいから、というよくわからない理由でしたが・・・。
そして次はニセコ、小樽をまわり札幌へ。
ところが、無理がたたったのか、冬の北海道の寒さに耐えきれなかったのか、再度高熱をだしてしまった彼。
「熱冷ましは?」と尋ねると「・・・・・」
そう、登別のホテルの冷蔵庫の中に忘れてきてしまったのです。
次に部屋に入ってきた人が見つけたか、掃除の人が見つけたか、さだかではありませ
んが、「なんで冷蔵庫に座薬が?」と思ったことでしょう。

登別グランドホテル・・・露天風呂(男女時間制交代)有り。
              食事は蟹づくし(冬)
              部屋はとてもきれい。
札幌グランドホテル・・・部屋はとてもきれい。
              ここで売っているアイスクリームは絶品。
              
夫 さん

「私の旅エッセイ」

つい先週、帰省先の博多から戻ったところです。ときどき帰省の時に、途中のルートにある観光地を旅行したりするのですが、今回はかなり地味ですが、山口と下関を回ってきました。年末に司馬遼太郎さんの懐かしの大河ドラマ「花神」のビデオを見て、高杉晋作の足跡をたどってみたくなったのです。
山口は2日かけてレンタサイクルで回りましたが、意外に明治維新に関わりのあるところが少なかったですね。ただ、さすがに大内氏の都だっただけに、戦国の歴史が感じられました。雪舟が住んでいたという庵を管理しているおじさんが、ものすごい話好き。近辺の名所の話があとからあとから出てきました。郷土史家の人でしょうか?隣駅の湯田温泉に宿が固まっているようですが、駅前の「青柳旅館」というところが、ほとんど民宿のような雰囲気で何となく落ち着きました。
立派な設備を期待する人にはお勧めできませんが、懐のさびしい学生さんなどにはよいのでは?本当に普通の家庭にごやっかいになったみたいでした。
下関は、自転車を貸してくれるところがなかったのが残念。ただ、最近、下関から長府、さらに関門海峡を挟んで門司にも渡れるバスと船の路線のフリー切符というのが発売されまして、これが結構使い勝手がよかったですね。「観光地」という感じはほとんどしないのですが、下関駅前あたりをちょっと歩いただけでもよく見ると、高杉晋作や奇兵隊のゆかりの場所がたくさんあって、そちらの歴史に興味のある人はたいくつすることがないと思います。ふぐも東京では考えられないほど手ごろなお値段ですごくおいしいのを食べられました。何より、通りすがりの人が不思議なくらい話好きで、ガイドブックにはないいろんな話をあちこちで聞けました。郷土に愛着のある人が多いのでしょうか?また行きたくなる土地柄です。
篠田 保通 さん

高知県安芸郡に馬路村という700世帯ほどの小さな村があります。「ごっくん馬路村」というゆずジュースがあたっていて、村自体はかなり有名です。村が出資して経営する馬路温泉という宿泊施設もおすすめではありますし、昔の森林鉄道を復活させた施設などもあり、渓流の川原に素敵なキャンプ場もあり馬路もお勧めではありますが。もう1つ馬路村は2つの部落があって、1つは役場もある馬路。もうひとつが、そこから一谷こえて、30分ほど山奥に入ったところが、魚梁瀬(やなせ)といいます。魚梁瀬営林署という国有林を管理する営林署があるのですが、昔から林業で村がなりわっていました。千年杉の林は全国有数で、木曽福島とならんで、全国でたった2つの黒字の営林署でもあるそうです。馬路から魚梁瀬をつなぐ1本のがけ道を通ると、丁度昔は地続きだったのですが、真中あたりに魚梁瀬ダムをつくるために部落を水没させ、当時の村人たちの思いは計り知れませんが、その思いを映し出すかのように、今は本当にこの世のものとは思えないほどの渓谷美がひろがっています。その大パノラマを見ながら,山奥に入ったところに、満木荘という旅館があります。こじんまりとした旅館ですが、本当に小奇麗にしていて素敵な宿。若おかみさんも中々の美人、みなさん人のいい方のように思います。(1回しか泊まったことありませんが忘れられません)。山奥なのに素敵な手作の岩風呂があって、本当にくつろげます。近くには千年杉の林もあって、上っていくと昔のもう今は使われていませんが、林業で山に入った人たちの宿泊所の小屋もあったり、中々、歴史をしのばせるところもあります。宿泊料金も山菜や川魚も使って、なおかつ結構豪華な食事がついているのに、1万円以内で収まります。川の水の本当にきれいなこと、きれいなこと、何もいじっていない川で川遊びができれば、子どもたちが来ても大喜びだと思います。今度、魚梁瀬営林署がこの数年の間に廃止される事が決められたということで、林業を中心に営林署の職員の方や、関係する方々を中心になりたっていた集落ですので、集落そのものが、数十年前のダムでの水没の時のように、なくなってしまうかも知れない。村の人たちは何とかこの集落を残そうとがんばっているとのことでした。本当に自然と人とが共生しているこの空間をなくしてしまって、荒れ放題にさせるのはもったいないなあと私も村の方のお話しを聞いて思いました。本当に心やすらぐ空間とはこういうところのことを言うんだろうなと思い、また行こうと思っています。
MIYAZAKI さん

「宮崎お気楽旅行」


12/29日から一泊二日で宮崎シーガイアに出かけました。まだ新婚だというのに身重の嫁さんを実家に預けて行ってまいりました。宮崎空港に着くと暖かい。年末だというのにコートを着てるのが恥ずかしいくらいに暖かかった。空港からレンタカーを借りてまずは宮崎市内観光。中心街に車を停め、徒歩でアーケード街を歩いてみることにした。年末ということもあってか?、中心街というのに非常に閑散としていてちょっとさみしい。
お昼を過ぎてたので目に付いた「ラーメン専門店」の看板のお店でお昼を頂くことに。やはり九州といえばとんこつラーメン、こちらは博多とんこつと違ってスープがあまり白くない。ちょっと茶色が入ったとんこつスープだがかなり美味しい。おなかが空いてたことを差し引いてもまあまあのお味。チャーシューも自家製のようでイケてました。ホテルはシーガイアのオーシャン45を予約していたので3時くらいにチェックイン。吹き抜けのロビーがいい感じ、で、ホテルマンの応対も快いものでとても満足しました。部屋は贅沢にもダブル、室内は広く窓から太平洋を一望でき、すぐしたはフェニックスのゴルフ場の緑と松林がひろがりまさに南国リゾートですね。朝は窓の外に広がる太平洋から昇る朝日を眺めて感動にひたれます。新婚旅行で泊まったヨーロッパの@ツ星ホテルなんて目じゃないくらい、やっぱり日本のホテルはいいなぁーって実感しました。夜は市内に出て伊勢エビの専門店でお食事。こちらはまぁまぁ位でしたが東京で食べるとこの値段では無いなって感じでしたからまぁOKでしょう。その夜は途中酒屋で買った地元のワインと焼酎をホテルに持ち帰り一人でグビグビ楽しませていただきました。次は嫁さんと生まれてくる子供も一緒に泊まりたいですね。
ちなみに宮崎はテレビのチャンネルが少なくてちょっと寂しいですね。宮崎のみなさん。

バックナンバーINDEXへ戻る


▲インデックスに戻る